【宇宙に投資できるETF】ARKXと構成銘柄をわかりやすく解説

投資をしている人で、これからまだまだ発展していく宇宙関連の銘柄に投資をしたいと思う人は多いです！

そんな方のために、このブログでは天才女性投資家のキャシーウッド率いるアーク社が運用している宇宙関連のETFのARKXについて解説します。

このブログを読むと下のことがわかります。

それでは未知の宇宙銘柄について、学んでいきましょう！

ARKX ETFとは？

ARKXとは、「宇宙探索」というテーマに沿った銘柄に投資を行いながら、アクティブ運用されているETFです。

アクティブ運用とは、投資対象の指数を上回る運用や、投資対象となる指数自体が存在しない運用方法を意味し、ARKXの場合は後者の「投資対象となる指数自体が存在しない運用方法」になります！

投資対象となる指数がない代わりにアーク社は「宇宙探索」というテーマに沿って投資をしています。

そしてアーク社は「宇宙探索」を下のように定義しています。

よって、このARKX ETFには、宇宙を探索するだけでなく、宇宙事業の発展を通してビジネスを成長させる企業なども含まれます！

これに関しては、後から説明するTOP１０の構成銘柄を見てみるとイメージが付きやすいかと思います！

それでは、ここでARKX ETFの詳細を示します。

ティッカーシンボル	ARKX
純資産総額	3億9,686万ドル
だいたいの保有株数	35 ~ 55
算出開始日	2021/03/30
経費率	0.75%

セクター比率・地域比率

2022/3/31時点での、ARKX ETFの地域分散について下にまとめました！

ウェイト上位10構成銘柄の解説

ここでは、ARKX ETFのウェイト上位10の構成銘柄を紹介します！

これらのウェイト上位10構成銘柄は、2022/4/19時点のものを載せています！

会社	保有株数	ウェイト [%]
TRIMBLE INC (TRMB)	511,723	8.71
KRATOS DEFENSE & SECURITY (KTOS)	1,748,143	8.37
AEROVINMENT INC ( AVAV )	278,607	7.60
THE 3D PRINTING ETF	978,584	6.65
L3HARRIS TECHNOLOGIES (LHX)	99,938	6.59
IRIDIUM COMMUNICATIONS INC (IRDM)	570,287	5.75
KOMATSU LTD (6301)	863,088	5.05
BLADE AIR MOBILITY INC (BLDE)	1,965,391	4.72
DEERE & CO (DE)	27,590	3.07
AMAZON.COM INC (AMZN)	3,665	2.84

TRIMBLE INC (TRMB)

トリンブル・ナビゲーションは、GPS（全地球測位システム）の最先端技術をもっておりソフトウェア、ハードウェア、及びサービスを提供するメーカー企業。1978年に設立されカリフォルニア州に本社を置く。

KRATOS DEFENSE & SECURITY (KTOS)

クラトスディフェンス＆セキュリティーソリューションズは、軍事演習シミュレーションシステム、無人システム、宇宙通信などのサービスを提供する企業。1994年に設立されカリフォルニア州に本社を置く。

AEROVINMENT INC ( AVAV )

エアロバイロンメントは、無人飛行機、戦術ミサイルシステムや電気自動車用充電池の高速充電システムを提供する企業。2022年3月にはアメリカのバイデン大統領が、エアロバイロンメントの攻撃ドローンの「スイッチブレード」をウクライナに提供した。1971年に設立されカリフォルニア州に本社を置く。

THE 3D PRINTING ETF (PRNT)

アーク社が運用する３Dプリンティング分野に投資するETFであり、航空宇宙で利用可能な部品を３Dプリンティングにより提供するストラタシス（SSYS）などを含む。

L3HARRIS TECHNOLOGIES (LHX)

L3ハリステクノロジーズは、航空宇宙や防衛に通信・情報技術を提供するテクノロジー企業。無線機器や戦術無線機器、地上アンテナや人工衛星に搭載するアンテナを製造している。2019年に設立され、フロリダ州に本社を置く。

IRIDIUM COMMUNICATIONS INC (IRDM)

イリジウム・コミュニケーションズは、低軌道周回衛星を用いた移動通信サービスを提供する企業。2007年に設立され、バージニア州に本社を置く。

KOMATSU LTD (6301)

株式会社小松製作所は、日本の建設機械、鉱山機械を提供するメーカー企業。国土交通省公認の月面建設プロジェクトの研究を行っている。1921年に設立され、東京都に本社を置く。

BLADE AIR MOBILITY INC (BLDE)

アーバンエアーモビリティ（航空移動）プラットフォームという、目的地までの移動を渋滞の激しい地上移動の代わりに、航空移動サービスを提供する。飛行機のみらずプライベートジェットやヘリコプターなどを利用できる。2014年に設立され、米国のニューヨーク州に本社を置く。

DEERE & CO (DE)

ディアアンドカンパニーは、世界最大の農業機器メーカーである。2018年からNASAとGPSの研究をしており、精度の高い自動運転トラクターなどを提供している。1837年に設立され、米国のイリノイ州に本社を置く。

AMAZON.COM INC (AMZN)

アマゾンは、オンライン小売業者でありクラウドプラットフォーム（AWS）なども提供する。AWSにはAmazon ground station という衛生をコントロールし、衛生データを活用するサービスがある。

ARKXの株価パフォーマンス

それではARKXの内容や構成銘柄につて理解してきたとこで、ここでは、ARKXの株価パフォーマンスをS&P500, ナスダック, マザーズ指数と比較してみます！

ARKXは、2021/3/30に設定されたばかりの新しいETFですので、その日から本日(2022/4/19)までの価格を比較してみましょう！

	S&P500	ナスダック	マザーズ	ARKX 宇宙ETF
設定来（1年1ヶ月くらい）	+12.72%	+4.40%	-36.94%	-15.52%

株価パフォーマンスの結果を見ると、S&P500やナスダックなどと比べると現時点では低いパフォーマンスとなっています。

ただ個別の銘柄を見ていくと、組入1位のtrimble Inc(TRMB)は、コロナショックの底からの価格上昇率は、132.19%と上のどの指数よりも高いパフォーマンスを出しています。

一方で組入4位の3D printing ETF (PRNT)は2021年の2月9日に天井をつけてから、下落トレンドが続いています。

このように、ETFに含まれている個別銘柄を見ると上がっている銘柄や下がっている銘柄がわかります。

そしてARKXの株価の今後を予想する際には、宇宙産業の市場規模がどのようになるかがヒントになります！

米金融機関のモルガンスタンレーの推測によると、宇宙産業の市場規模は2019年の約41.7兆円から2040年には120兆円へと20年で3倍に拡大するとされています。

このように、宇宙産業はこれから急成長すると予想されているため、ARKX ETF自身も長期では成長していくと考えています！

宇宙産業の動向を追いながら、革新的な進歩が生まれたタイミングで投資してみるとおもしろいかもしれません！

こちらにARKX 宇宙ETFのリアルタイムチャートを載せておきますので、最新株価を追うのにご活用ください！

ARKXのリアルタイムチャート

ARKXに投資できる証券口座

ここでは、ARKXに投資できる証券口座を紹介します！

日本国内の証券口座である楽天証券、SBI証券、マネックス証券などについてARKX 宇宙ETFを取り扱いしているか調べてみたところ本日時点では、取り扱いしていないようです。

その代わり、日本で開設できる海外の証券口座であれば、ARKX ETFに投資できます！

その証券口座とは下の２つです！

無料で開設できるので、ARKXに投資するタイミングですぐに投資ができるように証券口座を開いておくのも一つの手です！

サクソバンク証券

その他の宇宙関連ETF

ここでは、ARKX ETFの他に宇宙に投資しているETFについて簡単に紹介したいと思います！

	ARKX	ITA	XAR	UFO	ROKT
純資産総額 [百万ドル]	396	3999	1802	90	21
投資する銘柄数	35~55	35	33	44	35
経費率 [%]	0.75	0.42	0.35	0.75	0.45
分配金利回り [%]	0	0.57	0.4	3.90	0.48

ITA (iシェアーズ 米国航空宇宙・防衛ETF)

iシェアーズ 米国航空宇宙・防衛ETFは、ダウ・ジョーンズ米国セレクト宇宙航空・国防指数に連動するように運用されているETF。

XAR (SPDR & S&Pエアロスペース＆ディフェンス ETF)

SPDR & S&Pエアロスペース＆ディフェンス ETFは、S&P エアロスペース&ディフェンスセレクト産業指数に連動するように運用されているETF。

UFO (Procure Space ETF)

Procure Space ETFとは、SPACE指数（S-Network Space Index）に連動するように運用されているETF。

ROKT (SPDR S&P Kensho ファイナル・フロンティア)

ROKTとは、S&P Kenshoファイナル・フロンティア指数に連動するETF。このETFは、宇宙探索のみらなず深海探索の銘柄にも投資を行う！

最後に

今回は、宇宙探索をテーマとしたアーク社のETFであるARKXについて、そしてその他の宇宙関連ETFについて紹介しました！

宇宙産業は、これからも大きく進歩し私達の生活に新しい価値を生み出してくれる産業ですので、今回紹介したARKXやその他のETFの株価を追っていき、いいタイミングで投資できれば大きなリターンが期待できます！

このブログでは、他にもSOXLやTECLなどのETFについても記事を書いていますので、ETFについてもっと知りたいという方はぜひチェックしてみてください！