今回は、カフェなどで利用する無料wifi のメリットとデメリットのお話をしようと思います。
wifi は今の時代に必須と言っても過言ではないものです。
なぜならば仕事、プライベートのあらゆることをインターネットを介して行う時代になってきているからです。
また働き方のスタイルも、フリーランス、ノマドワーカーなどと増えており、オフィスに留まらずカフェで仕事をする人の数も増えてきています。
そんな人々の大きな味方である無料wifi は、様々なカフェに設置され、多くの方々に利用されています。
しかし、一見無料でメリットしかないような無料 Wi-Fi にもデメリットがあります。
今回は、皆さんが無料Wi-Fi を安全に利用できるように、メリットからデメリットまで説明をした上で正しい使い方まで説明して行こうと思います。
メリット・デメリット
まず初めに、無料Wi-Fiのメリット・デメリットについて以下に示します。
- wifiを持ち運び、充電する必要がない
- 無料で使用できる
- 店内であれば接続が安定している
- 通信速度が制限される
- セキュリティ対策が十分でない
- 時間制限がかかる場合がある
メリット1:持ち運びや充電する必要がない
まず、無料wifiのメリットとして持ち運びや充電をする必要がありません。
ポケットwifi を契約している方は、家で充電をしてカフェまで持ってこなくてはなりません。もちろん電波が届く場所であればどこでも働くことができるので、自由度はありますが、使い古しているポケットwifiなどは、充電の持ちが悪く、コンセントが完備されていないカフェであれば充電が切れた時点で、仕事が強制終了ということにもなり得るのです。また家に忘れたなんてことになれば、仕事どころではないですね。
無料wifiであれば充電の心配や持ち運びを気にせず利用することができます。
メリット2:無料で使用できる
続いて、無料wifiという名前の通り無課金で利用することができます。ポケットwifiは、プランにもよりますが毎月3000円程度はかかってきます。
また、私が使用している携帯キャリアのsoftbank では、iphone にテザリング機能をつけるだけでお金を払わなくてはいけません。テザリング機能とは、携帯の通信容量を他のデバイス(パソコン、ipad)などで利用できるようにするものです。少額ではありますが月額550円を支払う必要があります。通信データ量が増えるわけでもないのにお金を払う必要があるのです。しかし、逆に言えばそれだけ需要があるとも考えられます。
また、課金性の公衆wifi などもあります。課金している人たちだけが使用できるwifiのことです。
このように、無料wifiでないその他の方法でインターネットに接続しようとするとどこかでお金がかかってしまいます。しかし、無料wifiであればカフェ側が利用料金を支払ってくれますので、我々ユーザーは無料で使用できるわけですね!
メリット3:店内であれば接続が安定している
続いて、3つ目のメリットである、接続の安定性について説明します。私達が使用しているポケットwifiは、携帯と同じように電波を利用して通信を行っています。なので、建物の構造や建物の無線設備によっては電波が入りづらいという状態になります。
余談ですが、僕は自分の家から電話をする際に、声が途切れると言われ、しぶしぶ窓を開けて電話しています。
とこんな感じに、通信はできても接続が不安定だと電話の声が途切れたりもするのです。
また大手キャリアの周波数帯を使用しているポケットwifiであれば、ある程度は大丈夫ですが100%のパフォーマンスが出せるかと言われればそうではありません。その一方で、無料wifiは店内に配置されいるため、通信の接続が切れるということはほぼありません。これは、無料wifiの強みだと言えますね。
デメリット1:通信速度が制限される
続いて、デメリットについてお伝えしていこうと思います。
まず、1つ目は無料wifiは通信速度が制限されることがあります。
要因としては以下のようなものがあります。
- 契約しているwifi の通信速度が遅い
- 複数人が同時に使用している。
wifiを契約しているのは、お店側なので、お店によってはコストを抑えたいということでかなり安い価格で通信速度が遅いwifi を契約しているカフェもあります。しかしwifiの速度は、仕事をする上でとても大切です。
例えば、ダウンロード速度がが 1Mbps と 10Mbps の2つのwiFi環境にて 1GB のファイルをダウンロードする場合にかかる時間は以下の通りとなります。
1 Mbps の wifi : 1000秒 17分
10 Mbps の wifi : 100秒 1分42秒
また、10GB のファイルをダウンロードする場合は、上記の1GB のダウンロードの10倍の時間の差が生じてしまいます。
1 Mbps の wifi : 10000秒 2時間50分
10 Mbps の wifi : 1000秒 17分
このように、wifiの速度の差は、インターネットを介した同じ動作をするのにもここまで差を生じさせてしまうものなので、早いに越したことはありません。
また、複数人が同時に重いファイルをダウンロードしていれば重たくなるのは簡単に想像できますね。これに関しては運になってくるので、みんなで共有するものだと理解して無料wifiを使用することが大事になってくるのかなと思います。
デメリット2:時間制限がかかる場合がある
続いて、カフェによっては「一度のwifi利用は連続で○時間まで」という制限を設けている場合があります。
スタバやマクドナルドであれば1時間毎に接続が切れます。その後数分して再接続すればまた利用できるのですが、会議やダウンロードなど、途中で通信が途切れてしまうと困るような処理を行っている場合はとても困りますよね。
デメリット3:セキュリティ対策が十分でない
最後に、カフェのwifi は、通信のセキュリティが十分でない場合があります。セキュリティが十分でないと何が起きるかというと、第三者から通信の内容を見られてしまう恐れがあります。
少しロジックは違いますが、映画の「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」では、犯人がカフェのwifiを装ってwifiを作成し、お客さんにそのwifi を通してSNSアカウントのログイン情報を入力させ、それらの情報を盗むということもありましたね。
こんなことは、めったに無いと思って大丈夫ですが、公式のwifi に接続している際にでも情報は抜き取られる可能性があるということを頭に入れておきましょう。
正しい無料Wi-Fiの使用方法
さて、ここまでの情報を整理して、安全にかつ効率的に無料wifiを使用するためには以下の2点を抑えておけば大丈夫です。
1, アカウントにログイン情報を入力するという動作を控える。→ 情報漏えいの防止
2, 通信が切れると困る処理を行う場合はwifi接続した直後に行う。 → 時間制限での接続切断を回避