投資信託にかかる手数料を知っておくことは非常に重要です。
なぜなら長期で運用する場合、支払う手数料は1%の差でも高額になってくるからです。
なので、まずどんな手数料がかかるのかを理解することで、それらを見て他の投資信託とコストを比較することができますし、投資信託の運用について詳しく知ることができます。
まず手数料について結論からいうと下の5種類があり、それぞれを購入時、運用時、売却時に支払う必要があります。
ただ、販売会社やファンドによってはこれらのいくつかが無料になっているので、そういった手数料が低めの投資信託を選ぶようにしましょう!
- 購入時手数料
- 運用管理費用(信託報酬)
- 売買委託手数料
- 監査報酬
- 信託財産留保額
これらの手数料を理解して、より投資信託にてついて詳しくなりましょう!
手数料の種類
ここでは、投資信託を購入して売却するまでにかかる手数料を5つわかりやすく説明してきます。
5つの手数料それぞれを見ていく前に、手数料がを支払うタイミングを下の図に示します。
こうやって絵で説明しているブログは他になかったので、イメージしやすいようにまとめました!
それでは、5つの手数料それぞれを理解していきましょう!
購入時手数料
投資信託を購入する時に販売会社に支払う手数料です。ファンドや販売会社によっては、手数料がない場合があり、そのようなファンドをノーロードファンドといいます。金額は、「購入金額の◯%」という感じでかかってきます。これは、投資信託を販売する会社が決めて良いことになっており、銀行などで購入する場合にが手数料がかかりますが、楽天証券やSBI証券などでは買付手数料が無料となっているので、これらの証券口座をもっておくと資産運用には有利です。
- 支払うタイミング :購入時
- 支払う方法 :証券口座から支払う
運用管理費用(信託報酬)
投資信託を保有している間に支払う手数料です。販売会社、受託会社、委託会社の3社に支払われます。
- 支払うタイミング :保有時
- 支払う方法 :投資した金額から支払われる
販売会社・受託会社・委託会社それぞれの役割を説明し、下の絵に示します。
販売会社:投資家の口座管理や運用報告書などの情報を投資家に伝える
受託会社:ファンドの財産管理や委託会社からの運用指示の実行など
委託会社:ファンドの運用や調査。受託会社へのへの運用指示。基準価格の算出や目論見書の作成
売買委託手数料
投資信託を保有している間、ファンドは株式などの売買を行い、その時に発生する手数料が売買委託手数料です。売買委託手数料は、運用した結果発生する手数料なので事前に価格を示すことはできません。
- 支払うタイミング :保有時(売買のタイミング)
- 支払う方法 :投資した金額から支払われる
監査報酬
投資信託を保有している間に支払う費用です。投資信託は決算のタイミングで監査法人から監査を受ける必要があり、その際に必要な費用を我々投資家が支払います。
ただ、ファンドによっては監査報酬を負担しており、オルカンなどでは監査報酬が無料となっています。
- 支払うタイミング :保有時
- 支払う方法 :投資した金額から支払われる
信託財産留保額
投資信託を売却する時に、投資家が支払う費用のことで「基準価格の◯%」という形で支払います。解約するということは、投資信託のうちその金額分の金融商品を売る必要があり、それにかかる手数料です。資産を売る時に支払うので、上で説明した売買委託手数料と似てるかと思いますが、売買委託手数料は委託会社都合、信託財産留保額は投資家都合で売る必要があるのでこれら2つは別物になります。
ただ、投資信託の中には信託財産留保額がかからない投資信託などもあります!
例えば、全世界に投資するオルカンや、NASDAQ100指数に2倍連動するレバナスなどが信託財産留保額が無料となっています!
- 支払うタイミング :売却時
- 支払う方法 :投資した金額から支払われる
最後に
ここでは、投資信託にかかる5つの手数料をそれぞれ解説しました。
- 購入時手数料
- 運用管理費用(信託報酬)
- 売買委託手数料
- 監査報酬
- 信託財産留保額
手数料の種類だけでなく、いつ・なぜかかるかを理解できたらより投資信託の仕組みがわかって面白いですよね!
このように、このブログでは「投資初心者が自身を持って投資できる」ようになるための情報を発信していますので他のブログも見てみてください!
それでは、本日も残り1日良い1日をお過ごしください!