【投資信託の基礎】ファンドオブファンズの仕組み、メリット・デメリットなどわかりやすく解説

この記事では、投資信託について詳しくなりたいという方のために、投資信託の運用方法であるファンドオブファンズの仕組みと、メリット・デメリットを解説していきます。

この記事を読むと、投資信託について理解が深まり分散投資の選択肢が増えます

また、ファンド・オブ・ファンズとよく比較されるファミリーファンドの仕組みに関しては、こちらの記事にてまとめていますので、気になる方はこの記事を読んだ後にでもチェックしてみてください!

それでは、始めていきましょう!

目次

ファンドオブファンズとは?

ファンドオブファンズとは、英語ではFund of Fundsであり、翻訳すると複数のファンドのファンドという意味になります。

ここでのファンドとは投資信託という意味なので、複数の投資信託が含まれている、投資信託ということになります。

通常の投資信託は、株・債権・コモディティなどを購入しますが、このファンドオブファンズの投資信託は、複数の投資信託を購入するのです。

ファンドオブファンズの仕組みを以下の図で見ていきましょう!

ファンドオブファンズの仕組み

この図を見ると、ファンドオブファンズの黄色の投資信託は、赤色、緑色、青色の3つの投資信託をパッケージにしたものであり、私達はこの黄色の投資信託を購入します!

それでは、ファンドオブファンズについて理解を深めるために実際の商品を見ていきましょう!

ここでは、ファンド・オブ・オールスター・ファンズという投資信託を例に見ていきましょう。

オールスターという名前からして、精鋭たちを集めたという印象ですね。

この投資信託は、国内株式に投資するファンドオブファンズであり、以下の5つの投資信託に投資を行って運用されています。

  1. 三菱UFJ国際 日本株・スターファンド
  2. フィデリティ・日本株ファンド
  3. キャピタル・インターナショナル日本株式ファンド
  4. GIMザ・ジャパン
  5. 三菱UFJ国際 日本・小型株・ファンド
ファンド・オブ・オールスター・ファンズ

メリット・デメリット

続いて、ファンドオブファンズの投資信託のメリット・デメリットをまとめていきます。


メリット
  • 各金融商品の運用に強みを持つ投資信託を組み合わせて利益を最大化できる
  • 分散投資をしている投資信託を組み合わせたものなのでとても大きな分散効果がある
デメリット
  • 二重の手数料がかかる
  • 投資先を全て把握するのが苦労する
  • 各金融商品の運用に強みを持つ投資信託を組み合わせて利益を最大化できる

各金融商品の運用に強みを持つ投資信託を組み合わせて利益を最大化できる

→ 投資信託は、指数に連動するものから、あるセクターに特化したものなどが様々な運用会社にて運用されています。そして、それらの投資信託は連動率やリターンなどのパフォーマンスで優劣がつきます。ファンドオブファンズは、投資信託を組み合わせることができるので、目的に沿って株式ならこの投資信託、債権ならこの投資信託などと一番いいパフォーマンスのものを組み合わせて利益を最大化することができます。

分散投資をしている投資信託を組み合わせたものなのでとても大きな分散効果がある

→ 投資信託は、分散投資をするための選択肢として使われることがあります。以前紹介した投資信託オルカンは、たった一つで世界の国々に分散投資することができるのです。そしてファンド・オブ・ファンズはその投資信託を組み合わせることができるので、より分散効果のある安定的な投資を可能にします。

二重の手数料がかかる

→ ファンド・オブ・ファンズは、投資信託を複数購入する投資信託なので、まとめて購入するそれぞれの投資信託大元の投資信託とで2重の運用手数料がかかります。

例に先程紹介した、ファンド・オブ・オールスター・ファンズと、レバナスとの手数料を比較してみましょう。

なぜレバナスかというと、レバナスはNASDAQ100の2倍の動きをするように先物を使って運用されているので、普通の指数連動の投資信託よりも管理費用(手数料の一つ)が高いからです。

レバナスについてくわしく理解したいという方は、こちらの記事をチェックしてください。

実際楽天証券のデータを見てみると以下のようになりました。

金融商品管理費用[ % ]
レバナス0.99
ファンド・オブ・オールスター・ファンズ1.98

ファンド・オブ・オールスター・ファンズは、レバレッジがかかっているレバナスの手数料の2倍もかかるんですね。

実際リターンを見てみると、レバナスのほうが高いので、投資するなら個人的に手数料の安いレバナスなのかなと思います。

投資先を全て把握するのが苦労する

→ 最後に、ファンドオブファンズは、複数の投資信託を組み合わせたものなので、投資先を全て把握することが困難です。なぜならば含まれている投資信託自体があらゆる地域や金融商品などに分散投資をしているからです。

先程のファンド・オブ・オールスター・ファンドなどはその内部の5つの投資信託の投資先を全て理解する必要があるので、それなりの知識と時間が必要です。

でも安心してください。ゆめぴよはそんなあなたが投資信託をすらすら理解できるようにあらゆる記事を書いています!

投資信託の内容の理解から、パフォーマンスの比べ方までまとめていくので是非ブックマークなどして、たまに記事を読みに来てください!

まとめ

今回は、投資信託の運用方法であるファンド・オブ・ファンズの仕組みついてまとめてみました。

各金融商品に強みを持つ投資信託を組み合わせれる、大きな分散効果が期待できるなどのメリットがあるのに対し、二重の手数料がかかる、投資先を把握するのが難しいなどのデメリットもあるので、投資をする際はこれら全てを検討した上で決断することをおすすめ致します。

僕もそうですが、投資してから調べて後からデメリットに気づくことはよくあリます。

それはそれでいいのですが、致命傷になるような金額を投資してしまった場合には取り返しがつかないことになるので、可能な限り必要な情報を集めて投資するようにしましょう!

また、今回紹介したファンドオブファンズとよく比較されるファミリーファンドの仕組みについて詳しく知りたいという方は、そちらもチェックしてみてください。

あわせて読みたい
【投資信託の基礎】マザーファンド・ベビーファンドとは?メリット・デメリットをわかりやすく解説 みなさんは投資信託がどのように、運用されているかどれほど理解されていますか? この記事ではマザーファンド・ベビーファンドというファンドそれぞれの意味と、それら...

最後にこちらの記事を最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

他にも投資に活きる記事をまとめていますので、是非見ていってください!

それでは、本日も残り一日、良い一日をお過ごしください!

友達にシェアしてみて
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次