投資信託を一度購入した後に別の投資信託に変更したいと考えることや、どの投資信託を購入するか決められないということありませんか。このブログでは、投資信託を切り替えるスイッチングについて解説します。
このブログを読むと、以下のことを理解できます。
- 投資信託を切り替えるスイッチングは何か
- メリット・デメリット
- どういう金融商品で使えるの?
今回のスイッチング以外にも投資信託の基礎について記事をまとめていますので、気になる方はチェックしてみてください。
それでは以下の目次に沿って始めていきましょう!
スイッチングとは
スイッチングとは、同じグループの中のファンド(投資信託)同士であれば、通常より手数料を安くして買い換えることができるという仕組みです。
そしてスイッチング対象ファンドにて、スイッチングの手続きを行うと売却と同時に買付の注文まで自動で行ってくれるので楽です。
※ スイッチングとは同一の商品に組み込まれていないファンドの切り替え(レバナス→オルカン など)の際にも使われますが、通常は同じ商品の中に組み込まれている金融商品を乗り換える際に用います。
続いてスイッチングできるものを下にまとめます。
- ①アンブレラ型 や②セレクト型の投資信託
- 同一の投資信託で為替ヘッジありと・なし 決算周期の変更ができるもの
- IDECO
- 変額年金
①アンブレラ型
アンブレラ型の投資信託とは、投資信託の中にサブファンドと呼ばれる複数のファンドを設定できる仕組みをもった投資信託のことである。一般的に、サブファンドは投資対象となる資産や通貨が異なるファンドを設定する。
そしてことサブファンド間でスイッチングを行います。
②セレクト型
セレクト型投資信託とは、運用方針や投資対象が異なる複数のファンドで構成される投資信託です。
グループ内のファンド間のスイッチングが自由であり、乗換手数料を無料としているケースもあります。
ここでセレクトファンド型投資信託の例として三菱UFJ ライフセレクトファンドを紹介します。
このファンドでは、リスクの異なる以下の3つのファンドを運用しており、ファンド間でのスイッチングは手数料無料となっています。
- 三菱UFJ ライフセレクトファンド(安定型)
- 三菱UFJ ライフセレクトファンド(安定成長型)
- 三菱UFJ ライフセレクトファンド(成長型)
メリット・デメリット
それではスイッチングのメリットとデメリットを下にまとめます。
- 乗り換え手数料が無料
- 売却と購入を同時に行えるためスムーズ
- 積立NISAでスイッチングをすると売却した分非課税枠を消費する
- 信託財産留保額はかかる場合がある
ここで、積立NISAの話が出てきていますので説明します。まず積立NISAは年間非課税となる金額が40万円までだと決まっていますね。
そして例として、2022年1月にファンドAを10万円で購入すると非課税枠は30万円となります。
そしてやはり別の商品がいいなと思いスイッチングを行って、2022年2月に別のファンドBを10万円で買うと、ファンドAで消費した10万円の非課税枠は戻ってこないので2022年の残りの非課税枠は20万円となります。
ファンドA購入
40万円 ー 10万円 = 残り 30万円
ファンドBにスイッチング
30万円 ー 10万円 = 残り 20万円
まとめ
さて、今回は投資信託を切り替えるスイッチングについてまとめてみました。いかがだったでしょうか!
投資信託は一度購入すると、長期で保有するというイメージを持っている方も多くいらっしゃると思うので、こういった切り替え時に乗り換え手数料が無料になる仕組みがあるのは助かりますよね。
また投資信託によっては信託財産留保額がかかる場合もありますので、そこに関しては購入の前に確認することをおすすめします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
こちらのブログでは、投資の基礎や投資信託を学びたいという方のために、有益だと思う情報をまとめていますので、よろしければ他の記事もチェックしてください。
それでは、本日も残り一よい一日をお過ごしください。