【最新】テクノロジー3倍 ETFのTECLとは?買い方やメリットもわかりやすく解説!

テクノロジー3倍TECL ETFを徹底解説

今回は、米国のテクノロジーレバレッジETFのTECLについて紹介します!

TECLは、ナスダックに3倍連動するTQQQや中国ITの2倍の値動きをするcweb など数多くのレバっレジETFの中でも高い人気を誇るETFです。

そしてこのブログを読むと下の事がわかります。

  • TECLの構成銘柄やベンチマーク
  • どれくらいのパフォーマンス?
  • メリット・デメリット
  • どこで買える?

それでは、始めていきましょう!

目次

TECLとは

TECL(ディレクション・デイリー・テクノロジー・ブル3Xシェアーズ)は、米国のETF(上場投資信託)であり、テクノロジー・セレクト・セクター指数(technology select sector index TR : IXTTR)の一日あたりの値動きの3倍(300%)の投資成果を目指します。

また、逆に一日あたりの値動きの-3倍(-300%)の投資成果を目指すETFがTECS(ディレクション・デイリー・テクノロジー・ベア3Xシェアーズ)です。

経費率は,TECLが0.94%でTECSが1.01%で、2つのETFは共に2008年12月17日に算出開始されています。

TECL : 経費率 0.94%、配当 0.34%

TECL : 経費率 1.01%

TECLは、配当金は他の少なめですが、値動きによるリターンが大きいのでそちらを目的に投資する方がほとんどです!

またTECLは、NISA口座でも購入することで投資収益を非課税にすることができます。注意点として、積立NISAをしているかたは、個別株を扱うNISA口座は使えません!

IXTTRとは?

続いてTECLとTECSのベンチマークであるIXTTR(テクノロジー・セレクト・セクター指数)とは何かを説明します!

IXTTRとは、S&P ジョーンズ Indices によって、算出されている時価総額が大きい銘柄のパフォーマンスを測るテクノロジー指数です。そしてIXTTRはs&p500のサブインデックスとなっています。

サブインデックスは本来の指数の補助的な役割を果たします。

なのでIXTTRに含まれる全ての銘柄はs&p500に組み入れられている銘柄でなければなりませんし、計算方法もS&P500と同じ浮動株調整時価総額加重平均となっています。

計算方法 :浮動株調整時価総額加重平均

条件 : s&p500の構成銘柄でなくてはいけない

リバランス:3月,6月,9月,12月

またIXTTR(テクノロジー・レクト・セクター指数)は、以下のような分野のテクノロジー企業を取り入れています!

  • コンピュータ周辺
  • ソフトウェア
  • 様々な電気通信サービス
  • 通信機器
  • 半導体と、半導体周辺機器
  • インターネットソフトサービス
  • ITサービス
  • 電子機器
  • 機器及びコンポーネント
  • 無線通信サービス
  • オフィス機器

ここでS&P500とそのテクノロジー分野のサブインデックスであるIXTTRのパフォーマンスを見比べてみましょう!

以下の図が過去10年間のパフォーマンスです。

参照:S&P dow jones indices
S&P500 [%]IXTTR [%]
1年間の年率リターン16.3918.85
3年間の年率リターン18.2431.19
5年間の年率リターン15.1725.85
10年間の年率リターン14.5920.24

ここでの年率リターンとは、○年間の1年あたりのリターンを意味しています。

結果を見ると、過去10年間、5年間、3年間、1年間、どの期間でもIXTTRの年率リターンがS&P500を上回っています。

以前、この記事ではS&P500がS&P400とS&P600に対して、どれくらいパフォーマンスがいいかを説明しましたが、そのS&P500を上回っているというのはすごいことです。

実際に、米国の経済はテクノロジーの発展が大きく影響しているので、そのような背景を踏まえると納得できるパフォーマンスだと思います。

興味があれば、S&P500, 400, 600の記事もあとから読んてみてください!

あわせて読みたい
s&p400とs&p600とは? s&p500と違いからパフォーマンス比較 おすすめ・レバレッジ投資... 米国の代表的な株価指数のS&P500は、投資に興味がある方は聞いたことがあるのではないでしょうか。 この指数は米国の大型株の動きを総合的に表す指数なので、時々ニ...

セクター構成比率・銘柄構成比率

ここではTECLのベンチマークであるIXTTRのセクター比率と、構成銘柄を見ていきましょう!

TECLは、IXTTRの1日あたり3倍の値動きをするので、IXTTRの構成セクターや構成銘柄の影響を大きく受けます。

では、まずセクター比率は下のとおりです。

一番多いのがソフトウェアで33.08%、次に多いのがハードウェア・ストレージ周辺機器で24.63%、そして半導体・半導体周辺機器が20.59%でこれら3セクターだけで80%をしめます。

インデックスセクターウェイト [%]割合 [%]
ソフトウェア33.08
ハードウェア・ストレージ周辺機器24.63
半導体・半導体周辺機器20.59
ITサービス15.96
通信機器設備3.28
電子設備, 部品2.47
セクター構成比率(2021年12月31日時点)参照:Direction

続いて、構成銘柄のウェイトについて見ていきましょう!

このIXTTRは、S&P500と同じ時価総額加重平均によって計算されています。

つまり、時価総額が大きい銘柄が上位にくる傾向があります。実際に、1位はアップルで23.5%、2位はマイクロソフトで21.44%とこの2つだけで、全体の半分を占めます。それ以降は、半導体メーカーのNvidia、クレジットカードなど決済事業のビザ、マスターカードなどが続きます。

実際に、時価総額はどのくらいかというと3/10時点で、アップル2.6兆ドル、マイクロソフト2.1兆ドル、5753億ドルと上位2つは時価総額が桁違いに大きいのです。

インデックスTOP10銘柄 [%]ウェイト [%]
Apple23.50
Microsoft21.44
Nvidia4.40
VISA Incorporation3.21
Mastercard2.75
Broadcom Limited2.42
Adobe Inc2.38
Cisco2.36
Accenture Plc- Class A2.31
Salesforce2.19
銘柄構成比率(2021年12月31日時点) 参照:Direction

TECLのリターン

ここでは、TECLのここ5年間のリターンを見ていきます!

そしてTECLと、同じくテクノロジー3倍ETFのTQQQ(プロシェアーズ・ウルトラプロQQQ)はNASDAQ100指数の一日あたりの値動きの3倍の値動きをするように運用されています。

そして、S&P500に連動するETFのSPLGも一緒に比較をしてみました!


TECLTQQQSPLG
5年間のリターン684.01%551.62%80.46%

過去5年間では、TECLがもっともパフォーマンスが高い、+684.01%8倍くらいになっています。

一方TQQQは、551.62%で6.5倍という結果でした。TECLよりはパフォーマンスが劣りますが世界中のETFではトップクラスのパフォーマンスを出していました。

SPLGは、1.8倍というパフォーマンスでした。

これらを見ると、TECLがパフォーマンスが高いETFであることがわかりますね!

こちらに、TECLとTECSのリアルタイムチャートを貼っておきます!

TECLのリアルタイムチャート

TECSのリアルタイムチャート

メリット・デメリット

続いてこちらでは、TECLに投資する上で抑えておくべきメリットとデメリットをまとめました。

今までパフォーマンスを見てきた中では、リターンが高く魅力的なETFですが、デメリットも抑えておくことで投資成果を最大化することができます!

メリット
  • 3倍のレバレッジで短期的な利益を狙える
  • 米国経済を牽引するテクノロジーセクターに投資することで長期で大きなリターンが得られる
デメリット
  • 経費率が高め
  • レンジ相場では弱い

メリット① 3倍のレバレッジで短期的なリターンを狙える

3倍レバレッジは、 短期目線での投資でも大きなリターンが狙えます!通常指数は、大きく動いても3.5%くらいの動きしかしません。しかし、3倍レバレッジETFはその3倍の10.5%くらいまで動きますし、指数が1%動いたときでも3%動くので売買タイミングが良ければ、TECLは短期的な売買でもリターンを狙えるETFなのです。

メリット② 米国経済を牽引するテクノロジーセクターに投資することで長期で大きなリターンが得られる

上の説明の中で、IXTTRはS&P500のパフォーマンスをすごい時は年率で10%以上も上回っていました。これは、米国経済を発展させてきたのがテクノロジーセクターであるが理由であり、今後も新しいテクノロジーはあらゆるビジネスを加速させるために必要不可欠なものとなっています。なので、今後も5年や10年などの長期目線で見ればテクノロジーセクターに投資をすることで、手堅く大きなリターンを得ることができるのです。

デメリット① 経費率が高め

TECLは、3倍レバレッジETFなので、通常のETFと比べて経費率が高いです。さっき上でパフォーマンスを比較したSPLGは経費率が0.03%でTECLはその30倍くらいの0.94%となってます。ただ、値動きのリターンで10%以上のリターンを得ることができればこの経費率は特に気にならないですね!

デメリット② レンジ相場では弱い

通常レバレッジが効いたETFは、レンジ相場の中では価格がジリジリと下がっていきます。簡単な計算を見ていきましょう!

IXTTR (テクノロジー・セレクト・セクター指数)が、価格100円から1日目にに20%下がり、2日目に25%上がると価格は元の100円に戻ります。そしてTECLはその3倍の値動きなので、1日目に60%下がり、2日目に75%上がります。その結果は、元の100円ではなく、70円となっています。

よってレンジ相場でIXTTRが上がったり下がったりしている間は、TECLの価格は徐々に下がっていくのです。

なのでTECL ETFなどのレバレッジETFは、今後価格が上昇することが期待できるタイミングで購入することがリターンを最大化するために必要なことなのです。

IXTTR

1日目 20%下がる → 80円

2日目 25%上がる → 100円

TECL ETF

1日目 60%下がる →40円

2日目 75%上がる → 70円

TECL ETFの買い方

ここでは、TECLを購入することができる証券口座を説明します!

ステップはとても簡単です!

ステップ① TECLを取り扱っている証券口座を開く

ステップ② 証券口座で円をドルに換金する

ステップ③ TECLを注文する

ここではTECLを購入できる証券口座を紹介します!

TECLが購入できる証券口座は以下の6つです。

  • サクソバンク証券
  • IG証券
  • SBI証券
  • 松井証券
  • マネックス証券
  • DMM株
  • 楽天証券

サクソバンク証券

サクソバンク証券のメリット
  • 紹介した証券会社で唯一CFDと現物対応
  • 取り扱い銘柄数が多い
  • 約定力が高い
  • 取引ツールが便利【受賞歴あり】
  • 外国株式やFXをしたい人におすすめ

SBI証券

SBI証券
SBI証券のメリット
  • 株式取引シェアNo.1
  • 手数料が格安
  • 取引の画面が使いやすい
  • つみたてNISAで利用している方が多い

\株式取引シェア No.1 ・手数料が格安 /

松井証券のメリット
  • 1日の約定代金合計50万円以下の株式取引手数料は無料
  • NISA株式取引手数料は恒久無料
  • デイトレ向け商品(一日信用取引)の手数料は無料

\ 初心者からデイトレーダーまで幅広く使われてるよ/

マネックス証券

マネックス証券のメリット
  • 圧倒手な取り扱い銘柄数
  • 取り扱いIPO件数が多い
  • NISA口座でIPOができる
  • 銘柄分析ツールが充実している

\ 米国株を取引するならここ!/

まとめ

今回は、S&P500のサブインデックスであるテクノロジーセレクトセクター指数に一日あたり3倍の値動きをするTECLについてまとめてみました。

テクノロジーセレクトセクター指数は、S&Pに含まれている銘柄で構成されている指数ですが、S&P500よりも年によっては10%以上高いパフォーマンスを出しており、今後も米国経済を牽引しながら株価が上がっていくことが期待できます。そしてそのテクノロジー指数の3倍の値動きをするTECLが、今までどれほどすごいパフォーマンスをだしてきたかも説明しました!

興味があれば、上の方で紹介しました証券会社の口座を開いて、TECLへの投資を検討してみてください!

そして他のブログでも、様々な株式指数や投資信託、ETFについて紹介していますので、気になる方は見ていってください!

それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました。

残り1日よい1日をお過ごしください!

友達にシェアしてみて
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次