αアルファ、βベータでパフォーマンスがいい投資信託を見つけよう!オルカンも調査してみた!

投資信託のパフォーマンスを見るけるためのアルファ、ベータ

投資信託を選ぶときに、手数料だけで選んでいませんか?

もちろん連動する指数が長期的に上がるもので、手数料が安ければ購入する理由は充分なのですが、そこにプラスしてパフォーマンスのよさで投資信託を選ぶこともできるのです。

そのために、投資信託のパフォーマンスを表す2つの重要な指標のアルファ(α)ベータ(β)についてまとめてこうと思います。

アルファとはベンチマークに対してどれだけ大きなリターンを得られたかを表すもので、ベータとはどれだけ指数に連動しているかを表すものです。

このブログでは、アルファとベータを初心者の方にもわかるように説明し、その後積立NISAができ人気がある投資信託のアルファとベータを比較してみます。

積立NISAで投資信託を選びたいという方は是非見てみてください。

それでは、以下の目次にそって説明してきます。

目次

アルファ、ベータとは?

アルファとベータについて理解していく前に、まず投資信託を運用した利益の源泉は2つに分解することができます!

そしてアルファとベータはそれぞれを評価するための指標なのです。

ベンチマークに対してどれだけ大きなリターンを得られたか → アルファ(α)

ベンチマークにどれだけ連動したか → ベータ(β)

ベンチマークとは、運用するときに「この投資信託はこの指数に連動しますよ」という目標の指数のことを言います。

よってアルファとは、投資信託を運用しているファンドマネージャーが売買するタイミング、銘柄選択、銘柄の比率などをうまく調整してベンチマークの動き以外にどれだけリターンを得られたかを表します。

アルファが高ければ高いほど、ファンドマネージャーがベンチマークの動き以上のリターンを得たということになります。

アルファが+10だった時は、ファンドマネージャーの判断によって指数の動きとは別に10%の利益を得ることができたということになります。

逆にアルファがマイナスの場合は、ベンチマークの指数の動きよりもリターンが少ないということになります。

ちなみにファンドマネージャーは市場や指数のパフォーマンスを上回るために以下のような工夫を行います。

  • 銘柄選択
  • 売買するタイミングを見極める
  • ある銘柄を指数に占める比率より多く持つ(オーバーウェイト)
  • あるいは少なく配分する、もしくは保有しない(アンダーウェイト)等

よってこのアルファはファンドマネージャーが上のような工夫をしながらどれだけうまく運用したかという成績表のようなものだと理解してください!


つづいてベータとは、ベンチマークにどれだけ同じ動きをしたかを表します。

ベータが1なら完全に同じ動きをしていることを表し、ベンチマークが1%上がったら投資信託も1%上がります。

ベータが−1なら全く逆の動きをしていることを表し、ベンチマークが1%上がったら投資信託は1%下がります。

積立NISAができる人気な投資信託のアルファ、ベータを比較

続いて、多くの投資家に人気で積立NISAができる投資信託のアルファとベータを比較してみます。

今回は、楽天証券のスーパーリサーチにて買付ランキング上位5つの投資信託を選びました! (2/17 00:19時点)

まず今回のテーマでいい投資信託を明確にしておくと、アルファとベータが両方とも高いものがいい投資信託です。

なぜならば運用の目標であるベンチマークの動きにうまく連動させながら、ベンチマーク以上のリターンを得ることができているからです。

それでは見ていきましょう!

投資信託を選ぶ時の手数料が気になると思う思うので、管理手数料の列も追加しています。

投資信託ベンチマーク
AeMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(円換算ベース・配当込み)
BeMAXISSlim米国株式(S&P500)S&P500指数(円換算ベース・配当込み)
C楽天・全米株式インデックス・ファンドCRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)
DeMAXISSlim全世界株式(除く日本)MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース)
E楽天・全世界株式インデックス・ファンドFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)
投資信託買付ランキング6ヶ月のアルファα [%]6ヶ月のベータβ [%]手数料 [円]
A17.290.830.1144
B10.980.880.0968
C6.671.000.162
D17.750.840.1144
E
16.670.970.212

一番アルファが高いのは、17.75のeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)ですね。オルカンの日本だけ入っていないバージョンみたいな投資信託です。

そしてベータが一番高いのは、楽天・全米株式インデックス・ファンドですね。

総合的に見て、この時点でいいなと思うのはeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)です。

理由は、ベータは5つの投資信託の中で下から2番目ですが、アルファは最も高い17.75であり、管理手数料は2番めに安い0.1144だからです。

しかし、さすが上位5つの投資信託だけあって、アルファもベータも高水準で管理手数料も安いですね。

これらはすべて積立NISAで購入できる投資信託となっていますので、積立NISAを考えている人やすでに購入している人も一度は自分で投資信託のパフォーマンスを調べてみてください。

このアルファとベータを知っていれば、今投資するべき投資信託を見つけることができますので、どうかお役立てくださいませ!

まとめ

今回は、投資信託のパフォーマンスを測るアルファ(α)とベータ(β)について紹介しました。

  • アルファはベンチマークよりもどれだけ多くのリターンを得られたかを表し、で高ければ高いほどよい
  • ベータは投資信託が運用の目標であるベンチマークのと連動性を表し、1に近ければ近いほど連動している

というものでしたね!

投資信託を選ぶ時に、手数料で選んでいる方は多くいるともうのですが、それに加えてアルファとベータも使って選ぶと、パフォーマンスがいい投資信託を選ぶことができるようになります。

こうやって投資信託を選ぶ基準が増えていくと、今までとは違った目線で投資信託を評価できるので、おもしろいですよね!

こちらのブログが少しでも役に立てたのなら嬉しいです。

周りに知らない方がいらっしゃったら是非シェアしてあげてください!

こちらのブログでは、こういった投資に活きる知識をまとめていますので、興味がある方は他のブログも見てみてください。

それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました。

残り一日も、良い一日をお過ごしください!

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